所謂『ポチ保守』の解剖学その 1

ODA ウォッチャーズの坂元です。
自ら保守派と自称するグループの内部で、『米国の政策を鵜呑みにして、無批判に受け入れ、追従する』人々を『ポチ保守』と揶揄することがある。この、所謂『蔑称』が、社会的に意義を持つのは、
a) 現在、権力を持ってるグループ(小泉首相などの清和会、外務省の英米派、主に東大出身の学者、評論家群(参照 1))に対しての少数の側からの攻撃として発言されていること、
b)批判されている側(権力、権威の保持者)から、論理的な反論がなされず、「現状では、しかたがない。」「他に、どんな選択肢があるのか?!」という、消極的反論、言い訳しか行われていない点にある。
また、この『ポチ保守』のグループが、現在の日本の政治を牛耳り、権力機構を自由に操作することによって、イラクへの自衛隊の派遣、国民の基本的人権を蹂躙する法律の矢継ぎ早な制定、教育への不合理な改悪、憲法への冒涜、などを、米国の衣を借ることで、強引に推し進めようとしている。自分を改革派、中立派、ノンポリ等と考えておられる方も、この現在、権力の中枢にいる『ポチ保守』の言動に、十分に注意し、冷静に分析し、対応する必要があると私は考えます。

坂元 一美
ODA ウォッチャーズ
http://www.sppo.org/
http://sppo.org/sw.htm
(参照 1)
http://blog.melma.com/00112192/20040318042944
http://blog.melma.com/00112192/20040318044706
http://blog.melma.com/00112192/20040318050039
(参照2)
http://groups.yahoo.co.jp/group/Peace_Dispute/
http://groups.yahoo.co.jp/group/Peace_Dispute/message/43


© Rakuten Group, Inc.